桐は呼吸する

外気の状況に極めて敏感に反応し、湿気の多い時には水分を吸い、乾燥時には水分を放出する恒湿性を持っていますので、中に納めた衣服等を快適な状態に保ち、火災など場合でも水を吸って燃えにくく「身を焼いても中身を救う」と言われています。

桐は草の一種。

双子は植物・ゴマノハグサ科に属する草の一種。日本産樹木のうちで最も軽量で柔らかく狂いも少ないという特徴をもっています。

桐は美しい。

桐は、絹のような光沢、すっと通った柾目のきめ細やかさ（年輪の細かさ）どれを取っても素材として最高級です。

桐は蘇る。

桐箪笥は、板加工で作られているため、キズや汚れが発生しても再生できるのが大きな特長のひとつです、塗装も天然塗料を使用していますから、洗うことで自然に落せて再塗装も可能です。

桐

桐の木は生まれ育った地の気候に大きく影響します、材料も形、柾目の通り方などで適材適所に採用、その見極めも大切です。伐採した桐の目をまず丸太の状態で６ｹ月、製材して乾燥場で３～５年、灰汁（あく）を抜くために雨風にさらしながら乾燥させ、さらに屋内で半年～１年の間養生させます。　そして熟練職人（１０年～２０年）によって作られていきます。